VビームIIBeauty Dermatology
VビームIIとは
VビームIIは、シネロン・キャンデラ社製で血管病変治療において最も効果が高いとされているダイレーザーです。2016年に皮膚良性血管病変として厚生労働省に認可されています。 595nmの波長で、これは皮膚表面から1.5~1.7mmの真皮層の深さまで届きます。単純性血管腫・毛細血管拡張症・赤ら顔などの血管病変は真皮層で起こっていますので、レーザーが血液中のヘモグロビンに反応し、血管を収縮・破壊することで赤みを改善していきます。
また、レーザー照射の直前に冷却ガスが自動的に噴射することで皮膚をダイレクトに冷却できる特許技術で、痛みの軽減とレーザーの熱から皮膚表面を守ります。
従来では難しかった、太い毛細血管に対しても効果が高く、さらに肌質改善やアンチエイジングも期待できます。
VビームIIの治療メカニズム
VビームIIのレーザー波長595nmは、血液中の酸化ヘモグロビン(赤色) へ選択的に吸収される特徴があります。異常に増えた酸化ヘモグロビンがレーザーの光エネルギーを吸収し、熱変換することで破壊され、血管腫が目立たなくなっていきます。
VビームII 照射による血管の反応
-
レーザー照射
-
照射直後
-
繰り返し治療後
照射イメージ
VビームIIは設定を変えることでメラニンにも吸収されますのでこの作用を利用し美肌治療も可能です。真皮層には、肌のハリや弾力に必要なコラーゲンやエラスチンがあり、それらの元になる線維芽細胞を活性化させることでお肌のハリがアップします。これにより、たるみやシワの改善が期待できます。
適用疾患
治療後の経過
治療直後 | 照射部位に赤みやひりつきを感じる場合があります。 |
---|---|
治療後 | 副作用はありませんが、赤み、ひりつき感、紫斑、腫れが残る場合があります。 |
治療後経過 | 個人差がありますが、1週間ほど赤み、紫斑が残る場合があります。 |
治療後ケア | 日焼け止めを使用し紫外線を避けるようにご注意下さい。 |
洗顔・入浴 | 当日から可能です |
化粧 | 当日から可能です |
治療回数 | 1ヶ月に1回ごとの治療をおすすめします。 |